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建設業界が次世代の人材を魅了するにはシリコン バレーに学べ
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建設業界が次世代の人材を魅了するにはシリコン バレーに学べ

次世代の労働力を魅了するため、建設業界はテクノロジーと多様性を強調することが必要だ。

by Sarah Hodges, Autodesk Assoc. VP
建設 - 2017年12月14日
建設現場でタブレットを使用する若い労働者
建設業界における熟練労働者とエンジニアの不足の解決には、この分野に対する若者の認識を変えるための協調的な取り組みが必要となるだろう。

米建設業界における技能労働者やエンジニアの不足は、破滅的状況からさらに悪化しつつある。業界を去り戻ってこなかった人々、大挙して定年を迎える人々、参入に興味を示さない人々が同時発生しているのだ。

労働力不足の根源は、「グレート・リセッション」と呼ばれた 2000 年代後半の大不況に遡る。その当時、約 200 万人が建設業界を去った (英文資料)。それを再編成の機会だと考えた企業は多かったが、実際のところ、労働者の多くは戻って来なかった。建設業界の労働力は老齢化が進んでおり、その 20% は今後 10 年間に定年を迎えることになる。この目前に迫った大量離職と相まって、業界は労働力の大きな空白に直面している。

さらに、次世代の労働力と建設業界との組み合わせも、見通しが明るいとはいえない。最近の業界調査 (英文) によると、企業の 70% が人材の確保に苦労しており、来年はさらに状況が悪化すると感じている企業は
75% に上る。

だが、悪いニュースだけではない。これまでの世代がそれほど学生や若年労働者に取って代わられていないのは、建設業界の仕事に対する若年層の認識によるものだが、その認識に何らかの影響を及ぼすことは可能だろう。シリコン バレーのスタートアップで働きたいと願って大学を卒業していく学生たちは建設業界を、仕事がハードで、現場での作業が多い業界だと考えている。まさにその通りなのだが、それをテクノロジーを重視し、人々の興味を引き寄せる、エキサイティングな業界にすることもできるのだ。

現場のプランのレビューにタブレットを使用する建設労働者
若い労働力を建設業界に取り込むには、業界は最先端のテクノロジーを重要な要素にする必要がある。

ソーシャル インパクトとゲーミング テクノロジーの誘因力

建設業界のテクノロジーへの投資は、未だに他業界へ後れを取っている (英文資料)。だが、それは変わりつつある。建設テクノロジーは、既にクオリティの向上やリスクの低減、スケジュールの短縮、利益の増大に大きな影響を与えるようになっているのだ。

テクノロジーに精通し、「テクノロジーファースト」のアプローチを採用することで、建設業界は熟練労働者やエンジニアの不足/需要格差を埋めることができる。シリコン バレーに匹敵するほどイノベーティブな業界であるという評価を確立することで、新たな労働力を引き込めるようになるだろう。また、問題解決の最前線がテクノロジーの向上にあることを示すことで、エキサイティングで影響力の強い、イノベーティブな業務を約束できる。

建設業界は次世代の人々へ、現実社会の人々が目にし、居住し、生活する空間に自らが与えうる影響を示す必要がある。自然災害から立ち直る人々を支援するものであれ、成長を続ける世界人口に対処するための建物およびインフラの差し迫った必要性を解決するものであれ、社会貢献を実現する (ソーシャル インパクト) 大きな機会が存在している。

テクノロジーに精通し、「テクノロジーファースト」のアプローチを採用することで、建設業界は熟練労働者やエンジニアの不足/需要格差を埋めることができる。

それは建設業界に魅力を取り戻すこと、最先端のテクノロジーを最前線に押し出すことでもある。3D モデルやアニメーションを作成できる、VR、AR 分野に従事する意欲的なデザイナーやエンジニアたちは、そのスキルを、エキサイティングかつ急成長している新たな手法で、未来の建設現場に応用できる。

求むプログラマー、AR 技術者

労働現場においては、ソフトウェアとテクノロジーにより、労働者の作業の自動化と補完の両面で、実に多くのことが起こっている。AR やデジタル技術、モバイル デバイスにより今や 2 組目、3 組目、さらには 4 組目の瞳を持つに匹敵する能力を得た安全管理者や品質管理者のインパクトを想像してみよう。またテクノロジーは、プロジェクトの各フェーズの結果を予測することで、建設プロジェクトにおけるムダを減らすこともできる。

ゼネコンは Forge のようなプラットフォームを活用することで現場のリッチデータのエコシステムを構築して、コンピューター モデルと現場の作業員、プロジェクト管理、バックエンドの記録管理をリンクしている。例えば建設エンジニアリング大手の J.E. Dunn は、Forge を自社のリソース プログラム システムにコネクトしている。この業界にはカスタム プログラム (とプログラマー) を採り入れる余地が多分にあり、企業各社は競争力を高めるため新たなシステムやソフトウェアを開発するようになるだろう。

Technology Perspective: Forge が提供するソリューション
詳しくはこちら

一方で、テクノロジーは建設のインダストリアライゼーション (工業化) に勢いを与えている。現場はそのうち、ハイテクで、オープンエア型の工場となるかもしれない。プレファブリケーション、モジュラー住宅、3D プリントが業界に大変革をもたらしつつあり、より効率性に優れたコンピューターベースの建設手法を生み出している。これは建築環境に影響を与えるだけでなく、現場の作業員がビルを完成させる最適な方法を見出すことができるため、それが収益にも貢献し、住宅の入手可能性問題の解決につながるかもしれない。

現場の建設労働者とブルドーザー
建築会社は、学生や有望な労働者の獲得、特にアニメーション、コンピューター サイエンス、ゲーム開発を専門とする人材の獲得にさらなる努力を行う必要がある。

未来の労働力とコネクト

建設業界におけるテクノロジーのイノベーティブな活用は人々の心をつかむストーリーとなるが、建築会社は、学生や有望な労働者を獲得すべく、さらなる努力を行う必要がある。建築管理を学ぶ学生を現場へと連れ出すだけでなく、アニメーションやコンピューター サイエンス、ゲーム開発を学ぶ学生を見出すインターン プログラムの作成や拡張が、有効な出発点となるだろう。こうしたプログラムは、この業界のテクノロジーに対する学生の認識を変えられるだけでなく、大学での学習内容を企業と共有することで、建設業界にさらなるテクノロジーをもたらすのにも一役買う。

例えば私は、MR ゴーグルである HoloLens を試していたインターンが、それを BIM モデルにコネクトし、協力会社に対して構造や干渉を確認するためリアルタイムでモデルを検討する方法を実演する姿を目にした。

建設会社もマッチメイキングへの取り組みに、より力を入れるべきだ。建設管理を学ぶ学生たちは、3、4 年生でキャップストーン プログラム (公共政策/行政分野における実践的教育プログラム) を経験する。ゼネコンや商業デベロッパーは、大学とのつながりを築き、学生が新しい建設技術を応用し試験運用できるよう、こうしたプログラムを活用して共同プログラムを作成するべきだ。これは学生にとっては実地経験を得るための優れた手段であり、また業界にとっては卒業後に育成、雇用できる可能性を秘めた、豊富な人材と接触する優れた手段になる。

建設業界は、STEM 教育への投資を増大することで、より早い段階でのパイプラインの構築をスタートできる。若い学生を建設業界にコネクトし、彼らが現場で使用可能なテクノロジーと建築環境で果たせる役割を示すことは、重要なメッセージとなる。Association of Builders and Contractors や Association of General Contractors などの建設関連団体は、学生社交クラブのつながりを通じた接触を継続させるべきだ。これは、学生とプロフェッショナルをつなげるメンターシップの構築に取り組む優れた手段だ。

建設現場で働く測量技師
男性優位の建設業界は、今後その課題に対処するべく、労働力の多様化への協調的な取り組みを行う必要がある。

多様性を通じた成長と進化

この業界において、テクノロジーのディスラプション (破壊的創造) の機は熟している。それは多様性についても同じだ。多様性は若い労働者に訴求し、潜在的非雇用者人口を拡大させるもうひとつの道筋だ。企業団体やメディアと提携し、現状打開のための議論の場となるプラットフォームを構築するなど、男性優位というステレオタイプを打ち破るため、この業界ができることはたくさんある。

建設業界は教育分野に手を伸ばして男女を問わずにインスパイアし、オープンで多様性を誇れるようになる必要がある。建設、エンジニアリングのグローバル企業スカンスカ (Skanska) は、建築業界における女性雇用をめぐる課題への関与に力を入れている。これは同社の企業文化の柱となっており、あらゆる機会に女性管理職を前面、中心に押し出している。

建設業界は、技術的進化と多様性の両方を支援し、力づけることができる。急速な変化が起こっている時は、業界と労働力の構成を良い方向へ転換させる好機だ。建設業界は、連携の上に成り立っている。問題解決、技術進歩への取り組み、より多くの人々の参加の奨励に対するさまざまなアプローチを聞き入れることは、建築業界の今後の繁栄に必ず一役買うはずだ。

#チーム管理
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