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「エンジニア語」で建築にサステナブルなデザインをもたらすジル・カーツ氏
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「エンジニア語」で建築にサステナブルなデザインをもたらすジル・カーツ氏

テクノロジーと、かけがえのない場所である地球を自分が生まれたときよりも良い状態にしたいという情熱をもとに、建築にサステナブルなデザインを。Page でサステナビリティ プログラム マネージャーを務めるジル・カーツ氏による取り組みを紹介しています。

by Redshift Video
リアル ライフ - 2019年6月25日

建築エンジニアリング事務所 Page でサステナビリティ プログラム マネージャーを務めるジル・カーツ氏は「気候変動は、その理論を話すためのものではありません。現在も進行中なのです」と話す。大学で建築学を修めた後、カーツ氏は複数の NPO で働きながらインドに 1 年間滞在した。この間、カーツ氏と同僚は入浴にはバケツを使う必要があった。そうしなければ、夕食用に十分な水を確保できなかったからだ。彼女はそのとき、世界の多くの地域で、サステナビリティについて考えることは選択肢に無いのだとに気付かされた。

この意識を一変させる体験が、サステナブル建築の推進を支援するというカーツ氏の願望に火を付け、彼女は「エンジニア語」を話す手段を修得する。それにより、エンジニアが求めるものを建築家が行うべきことへ、そしてその逆にも翻訳するのだ。この取り組みに対する彼女の情熱と、建築物のデザイン手法の変革に役立つテクノロジーの活用を、ビデオで紹介しよう。

[ビデオ字幕]

ジル・カーツ氏 (Page サステナビリティ プログラム マネージャー): 私はよく Pageで最高の仕事に就いていると話します。自分の世代の問題だと考えている気候変動に私ほどフォーカスできている人は、他にいないと思います。

私はジル・カーツ。大手建築エンジニアリング事務所である Page で、サステナビリティ スペシャリストを務めています。サステナビリティに関する Page のビジョンを実現するため、全てのプロジェクトで検討を行うのが仕事です。

気候変動は、その理論を話すためのものではありません。現在も進行中なのです。二酸化炭素排出量の少ないビルを建てるだけでなく、未来に向けた、よりレジリエンスに優れたデザインが必要です。

私は建築学部を卒業後、さまざまなNPOと仕事をしながら、1 年間インドで暮らしました。ゴミは減らす必要がありました。誰も収集に来ませんから。入浴にはバケツを使いました。その日の夕食用の水が足りなくなるからです。私には大きな転機となる経験でした。世界のほとんどの場所で、サステナビリティが選択肢に無いことに気付かされたからです。

サステナビリティについて考える際、特に建築事務所であれば、大抵はLEEDに関する検討をします。私の取り組みの大半は LEED プロジェクトのマネジメントで、どのようにして LEED 認証を受けるかということになります。でも仕事の中で、とても楽しいと感じるようになってきたのは、建物の性能解析の分野です。

最も基本的なレベルでは、 各プロジェクトのエネルギー モデルで、昼光解析、炭素排出量解析の実施で環境への影響を数値化し、二酸化炭素排出量を検討するようにしています。

デザインの初期段階で気候解析から始め、気象状況を確認します。気候と日射角度 [の情報] からプロジェクトの始め方を検討し、マッス検討のために初期的な解析を行います。例えば、こちら側にガラスを多めに配置し、反対側では減らすことで熱利得を最小限に抑えたり、利用可能な太陽光をフル活用するインテリア配置を検討したり。

私の仕事で、意外なほど重要なのがコミュニケーションです。エネルギー モデリングは極めて統合されたプロセスなので、デザインとエンジニアリングの橋渡しが私の役割になります。私は冗談で「エンジニア語を話す」と言うのですが、エンジニアが求めることを建築家が必要としていることへ、またその逆方向にも通訳することによって、特にエネルギー関連のまとめ役になっています。

社内で、ある種の専門分野のリソースになることは、極めて多様な人達と多様なプロジェクトを行うことになります。一箇所に留まってLEEDのスコアボードを付けるだけでなく、オフィス中の人達と仕事ができなければなりません。それは 材料の選択やアドバイスの提供から、上層部との長期的な方向性に関する戦略の話にまで及びます。

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この仕事では、懐疑派を支持者に変えることも楽しんでいます。とても重要な機会です。自分はサステナビリティを理解していると考えている人や、その在り方はひとつしかないと考えている人もいます。でも一生懸命に取り組んで彼らの問題を掘り下げ、解決すべき問題を理解してチームで解決に努めれば、その問題の解決に影響を与えられるだけでなく、彼らの態度も前向きなものに変えられます。

自分が「なぜ」行うかを理解しているのも、この仕事にやりがいを感じている理由です。自分が生まれたときよりも地球を良い状態にしたい、ここがかけがえのない場所であると感じ、この仕事が重要で、フォーカスすべきものだと理解しています。

多くの人がデザインやエンジニアリングに興味を持っています。サステナビリティの部分に興味を持つ人も、もっと必要です。そこに 100% フォーカスできているのは、私にとって素晴らしいことです。

#コラボレーション - #材料 - #資源エネルギー
Redshift ビデオチームのシュウェッタ・ベリー (Executive Producer) とアンディ・ウェストフ (Cinematographer/Editor) は、心に響くビジュアルストーリーを生み出しています。
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